精神保健・臨床心理デイケア研修プログラムのご案内

学ぶ

豊富な臨床・研修の機会を通じて
チーム医療を総合的・体験的に学びます

豊富な臨床と研究の機会

大学病院での実務研修を通じて、その心理・社会的実践技法を修得し、あわせてその背景理論を学ぶことで、広い視野を身につけた精神科リハビリテーションの専門家になることを目的としています。

リカバリー支援の理論と実践

その人らしい人生を送ることを支援できるようになることを目的としています。

チーム医療

精神科医、看護師、臨床心理士、精神保健福祉士、作業療法士の多職種からなるチーム医療の実践を学ぶことを目的としています。

SST(生活技能訓練)の様子

特色

  • 精神障害者の特徴を捉え、その方の人生をより良いものにするための支援方法を包括的に学ぶことができます。
  • 個人精神療法や認知行動療法が実践できます。
  • 就労・就学支援、アウトリーチの方法を、経験を通して学べます。
  • デイケア等集団療法の目的、仕組み、意義が学べます。
  • 大学病院なので、医師や他職種との連携、外来・病棟での総合的な精神科医療が学べます。
  • 学会、講演会や研修会に参加でき、最新の知見・動向が学べます。
  • スーパーヴィジョン体制が整っています。
  • 地域ケアネットワークの意義や社会資源活用の実践が学べます。

育つ

精神障害者リハビリテーション・社会復帰支援の
スペシャリストを養成します

精神科リハビリテーション・社会復帰支援のスペシャリストへ

1990年度より「精神保健・臨床心理デイケア研修プログラム」を実施し、現在の研修修了者は44名です。それぞれが精神障害者の支援に尽力しています。

経験豊富なスタッフによるスーパービジョン

精神障害者のリハビリテーションのモデルとして、第1回ベストプラクティス賞(2008年第16回日本精神障害者リハビリテーション学会)を受賞しました。経験豊富な多職種のスタッフから随時スーパービジョンを受けながら成長することができます。

大学病院ならではの充実した教育と研修

ご自身の興味に応じて、精神科医療に関する勉強会や院内研修会に参加することができます(時間外)。その他、入院治療や外来初診陪席などDH以外の臨床プログラムの研修を受けることもできます。

研修の流れ

    • 集団場面を通じた個人への接し方と障害の把握の仕方や治療者としての振る舞いの修得
    • 心理検査の修得と実践
    • 他病院や他施設の見学
    • 精神医学全般、社会資源などに関する講義への参加
    • SST初級リーダー講習への参加、リーダーとしてのスキル獲得
    • メンバーの個人受持ちの開始
    • 個人の障害を客観的に理解し治療に必要な実践スキルの修得
    • 集団運営の基礎的事項の修得
    • SSTリーダーの経験
    • 集団力動の把握と集団運営の実践
    • 就労や就学支援を通じた社会資源の有機的な利用をマネージするスキルの獲得
    • アウトリーチ支援の実践
    • 希望に応じた幅広い精神科医療における研修への参加

繋ぐ

 患者さんと繋がり、社会と繋がり、
そして、あなたのキャリアに繋がります

社会に繋ぐ・リハビリのその先へ

リハビリ後も続くその人の人生をその人らしく生きていくことを支えます。
本人のニーズに合わせて地域や学校内の支援者と連携していく方法を学ぶことができます。

就職支援
  • 履歴書などの書類作成支援
  • ハローワーク登録
  • 面 接 同 行
  • 定着支援(定期訪問など)
就学支援
  • 受験支援
  • 入学までの準備
  • 学生活の支援(履修登録等)
  • 単位取得の支援(レポート作成や試験等)

社会に繋ぐ・リハビリのその先へ

学会や講演会、大学講義などで発表するなど研究に取り組むことができます。

例えば、こんな研究に取り組めます

精神障害者リハビリテーション学会
「若年者・通過型デイケアにおける就学支援の実例-東大デイホスピタルの実践から-」
「若年型・通過型デイケアにおける就学支援の工夫-東大デイホスピタルの実践から-」
「通過型デイケアにおける就学支援-東大デイホスピタルの実践から-」
統合失調症学会
「外来におけるメタ認知訓練法の試み」
「就学支援におけるアウトリーチと学内ネットワークの構築-A病院精神科デイケアの実践から-」
日本精神保健・予防学会
「価値に基づくアプローチによる個別支援-就学-」
SST普及協会学術集会
「就学準備を高めるSSTにおけるスキル獲得の工夫の試み-
ビデオフィードバックと弁別モデルの利用-」
「SSTでのビデオフィードバックの活用-東大デイホスピタルの実践から-」
日本社会精神医学会
「東京大学医学部附属病院におけるメタ認知訓練法の試み」

新たな臨床の場へ:高い就職率

修了者人数

1990年度より、現在23期生までが2年間の研修を修了しました。
毎年1~3名を受け入れ、現在の修了者は44名です。

資格

公的な資格は取得できませんが、修了者には研修終了 の証明書を交付します。
近年では本コース在籍中に精神保健福祉士の取得を目指す方が増えています。

有資格者人数:のべ人数
臨床心理士 18 名 / 精神保健福祉士  28名
出身大学

川村学園女子大学、早稲田大学、慶應義塾大学、日本女子大学、学習院大学、東京女子大学、東京大学、東京学芸大学、東京福祉大学、聖心女子大学、東洋英和女子学院大学、お茶の水女子大学、明治大学、帝京大学、北海道医療大学、 大正大学、玉川大学、茨城大学、昭和女子大学、聖徳大学  など

修了者の進路
医療分野
吉祥寺病院、久喜すずのき病院、成増厚生病院、東京大学医学部附属病院、
昭和大学附属烏山病院、平川病院、東邦大学医学部附属大森病院、与野中央病院、
横浜舞岡病院、国立国際医療センター国府台病院、国立精神・神経センター病院、
尾内内科神経科病院、本郷東大前こころのクリニック
地域精神保健分野
銀杏企画(就労継続支援 B 型・就労移行支援)、
ホーム銀杏(精神障害者グループホーム)、
足立区江北保健総合センター、豊島区役所、富山県庁
産業分野
T-PEC 株式会社(EAP)
進学
東京大学大学院博士課程
活躍するOB/OG
医療系
【17期生】
医療法人社団 欣助会
吉祥寺病院
石橋亜希子
(2008年3月修了)

患者さんに向き合うことができ
深い学びの機会となりました

私は心理系の大学院に進学してから精神疾患を持つ方に興味を持ち、指導教官の勧めもあってDH研修生として2年間を過ごさせていただきました。最初半年はメンバー研修として、メンバーと同じ感覚で過ごさせていただきました。治療者・患者さんという関係ではなく、“メンバー同士”という同じ目線で患者さんと関わることはなかなか持つことの出来ない機会であり、その後の臨床を行っていく上での基礎となる貴重な体験となりました。
その後はスタッフとして、私は2名の方を担当させていただきました。スタッフとして1人の患者さんの治療について責任を持つことは難しいこと、辛くなることもありましたが、温かい指導のもとで患者さんに向き合うことができ、深い学びの機会となりました。
現在は民間の、単科の精神科病院で勤務していますが、DHで学んだこと、経験したこと、人とのつながりなど様々なことが今の私を作ってくれていると感じています。

地域系
【13 期生】
社会福祉法人 本郷の森
就労継続支援・
就労移行支援事業所
銀杏企画三丁目
金江ちあき
(2004年3月修了)

自信を失う場面があっても、同時に
励ましやお褒めの言葉もたくさんいただきました

私は大学卒業後、DHで研修生として学ばせていただきました。心理学を専攻していたものの、それまで実際に精神の病を抱えた方と接する機会はほとんどなかったため、日々勉強でした。メンバーを担当させていただくことで、診察の同席や生活支援、ご家族との関わりなど幅広い経験の機会を得ました。一方で、集団療法やSST、実行委員会の運営などについても、実践的に学ぶことができます。これらの経験が、現在所属している事業所での就労支援において、非常に役立っています。
後にベストプラクティス賞を受賞したDHのスタッフに、自身の関わりについてきめ細かくご指導いただいたことは、本当に貴重だったと思います。自信を失う場面があっても、同時に励ましやお褒めの言葉もたくさんいただきました。そんなあたたかい雰囲気が大好きで、毎日とても楽しく頑張ることができました。充実した2年間を過ごさせていただき、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

研究系
【15期生】
東京大学 大学院
医学博士課程
(精神医学)
金原明子
(2006年3月修了)

DHで学んだことが数年経って
いま再び活かされています

私は、大学の心理学科を卒業後、DHの研修生となりました。研修では、精神医学の基礎、治療場面でのふるまい方、個人のアセスメントから集団の力動まで幅広くご指導いただきました。研修終了後は、精神保健福祉士として東大病院精神神経科で働きました。その中で、教育・啓発・予防、医療政策などに興味を持ち、公衆衛生大学院(SPH)に入学し、研究について1から教わり、研究職を経て、現所属に至りました。現在関わっている研究の一つに、「リカバリー」研究があります。DHで学んだことが数年経って、いま再び活かされています。DHの研修では、精神医学教室で行われる様々な勉強会にも参加できます。臨床から研究、目の前の患者さん対応から社会への働きかけ(社会精神医学・公衆衛生学)まで幅広く興味をもつ方にも、DHは非常に役立つのではないかと思います。

専門家として共に繋がる

研修修了後も精神保健福祉分野で活躍する専門家として、互いに切磋琢磨する関係を継続することができます。

応募要項

研修期間
2018年4月~2020年3月
研修プログラム説明会
日時:  2017年8月4日(金)17:00~18:00
場所: 東京大学医学部附属病院入院棟B棟1階 精神科デイホスピタル内
応募〆切
2017年9月11日(月)必着
出願書類
  • 必ず提出の必要なもの
    • 小論文:「デイホスピタルでやってみたいこと」
          A4横書き400字詰め原稿用紙3枚以内
          (ワープロ文は不可。自筆文に限る)
    • 履歴書(市販のもの(写真貼付のこと))
  • 出願者の現在の身分に応じ以下のものを提出すること
    A:現在大学院在学中の者
    ・在学証明書
    B:本年度大学を卒業見込みあるいは大学院を修了見込みの者
    ・卒業見込み証明書あるいは修了見込み証明書
    C:すでに大学を卒業あるいは大学院を修了した者
    ・卒業証明書あるいは修了証明書、またはその写し
    ・すでに職を有するものは所属長の研修許可書
    (2年(あるいはそれ以上)の当科での研修を保証したものであること)
    (様式は自由)
一次試験
日時: 2017年9月22日(金)16:00~
内容: 書類審査・面接試験
※選考結果は、2017年9月29日(金)までに書面にてお知らせします。
二次試験
日時: 2017年10月2日(月)~13日(金)の木曜日を除いた4日間
内容: 実地試験(デイケア参加)
※上記日程で不都合がある場合は、ご相談のうえ、別日での設定も可能です。
選考結果は,終了後2週間以内にはお知らせします。
※詳しい日時・場所については、募集要項を参照してください。

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