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デイホスピタル(DH)とは?

 デイホスピタルの概要


 東大病院リハビリテーション部精神科デイホスピタル(DH)は,厚生労働省の大規模デイケアに認可されて

 いる施設です。

   ・DHは、患者さんの集まりです。お互いに相談しながらゲームやスポーツを楽しみます。
   ・DHは、社会復帰の準備をするところです。
   ・スタッフには、医師・看護師・臨床心理士・作業療法士などがいます。
   ・ご家族の相談にものっています。

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 デイホスピタルの沿革

 

 1974年1月  デイホスピタル開設
 1975年
 
 

 生活臨床の導入

 *病状を治す事を目標としていた治療から,普段の生活の中での行動に注目しより
   よい生活を送ることができるように工夫していく考え方。
 1976年
 
 
 

 治療共同体導入

 *DHがグループとしてまとまりを持ち,積極的に活動に取り組む事が目的。
  メンバーが主体になって活動し、同時にそれに伴う責任を持つ方式。
  この考え方をもとにして実行委員方式が導入されていく。
 1977年
 
 
 
 
 
 

 実行委員方式の定着

 *合宿などのイベントをメンバーが中心となって企画運営を行う方式。
  それまで職員が中心となって行っていたが、メンバーがより自由に積極的に責任を
  持って活動ができるようにとはじめられた。

 家族会結成

 *メンバーの家族から悩みを家族同士で話し合える場所がほしいという要望があり
  宮内先生も賛同し発足に至る。
 1978年  研修医のDH研修開始
 1979年
 
 
 
 DH委員方式の確立
 *メンバーからDHをより住みやすくしたいという声や、様々な要望がありそれに答える
  まとめ役が必要となった。実行委員方式と同じくメンバーが中心となって運営できる
  ようにDH委員会が発足する。
 1983年
 
 
 軽作業をプログラムへ導入
 *DH委員会で軽作業が提案される。その後、施行方法や時間について検討をくり返し
  約2年かけてプログラム導入に至った。
 1988年4月
 
 
 
 

 生活技能訓練(SST)導入

 *UCLAのリバーマン教授を東大の客員教授として招き、新しいリハビリテーション技法

 の導入を検討した。リバーマン教授の指導でDHでSSTを行ったところメンバー、スタッフ

 から、積極的に導入したいという意見が強く導入。SST導入、定着にあたっては、前田
 ケイ先生に協力いただいた。
 10月  共同作業所「銀杏企画」開設
 1989年4月  研修生制度発足
 1991年
 
 

 就労準備グループ(就労SST)導入

 *就労はDHメンバーの大きな目標の一つである就労に必要な、技能をより適切に
 身に付けることができるように始められた。
 1992年4月  共同作業所「銀杏企画II」開設
 1994年4月
 

 厚生省認可大規模デイケアになる。

 精神神経科外来と病棟の統合になる。
 1996年4月
 

 家族会100回記念式典

 共同作業所「銀杏企画III(現・銀杏企画三丁目)」開設
 1997年9月  宮内先生、国立精神神経センター武蔵病院に転出
 1999年2月
 
 

 服薬自己管理モジュール開始

 *メンバーを対象とした連続講座。
 薬に関する知識を深め、正しく服薬してもらう事が目的。
  11月  家族心理教室開始
 2001年4月
 
 

 症状自己管理モジュール開始

 *服薬自己管理モジュールからの発展的移行。薬を飲んでいても残る症状(持続症状)
 に対処する方法を学び、実践してもらう事が目的。
 2002年4月 DH,精神科からリハビリテーション部へ移行
 5月  B棟1階がリニューアルオープン
 2004年4月  DH心理職が病院職員として採用(非常勤)
 2006年4月
 

 心理職が常勤化

 *DHの職員としての臨床心理士が正式に認められた。
 2008年  第1回ベストプラクティス賞受賞

 

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 第1回ベストプラクティス賞受賞

 

 DHは,2008年の第16回日本精神障害者リハビリテーション学会において、第1回ベストプラクティス賞を
戴きました。
ベストプラクティス賞は、わが国の精神保健医療福祉の現状を踏まえ、精神障害者リハビリテーションの
あるべき姿を展望し、それに到達するための評価基準を満たした「モデルとなる実践」を呈示することで、
実践の質の向上を図ることを目的としています。
 
【受賞しての感想】  浅井久栄看護師(DH開設以来35年勤務)
 
「この度は、このような素晴らしい賞をいただき、スタッフ一同大変嬉しく思っております。東大DHは、昭和
49年1月に、当時の精神科の臺教授のご指導の下、精神科のスタッフの総意により創設されました。
以後35年間統合失調症のリハビリテーションに取り組んでまいりました。集団の場は治療共同的運営で、
課題や役割、責任が豊富にあり社会に近い場を作り、個人精神療法では、生活臨床の技術を用いて生活
を立ち直し、症状自己管理モジュールでは個人の弱点や自己対処法を学び、SSTで、社会的スキルの獲得
を目指したトータルなリハビリテーションを実施しています。又、家族会や、家族心理教室の 実施で家族へ
の支援も行っています。ハローワークや就労支援センターと密接な繋がりを持った就労支援活動や作業所
やグループホームを作って、生活の場を確保したり、研修会を立ち上げて地域とのネットワーク作りも進めて
おります。研究の分野では、認知や行動の特徴について生物学的研究と連携しつつ、科学的な臨床実践を
目指しております。 又、常に教育実習の場として活用されており、2年間の研修制度を作り、コメディカルの
養成にも勤めています。大学の中で実践しているこのような活動が評価されましたことは、大変意義深いもの
と受け止めました。今後も更に努力して、この賞に恥じない実践ができるようにスタッフ一同努力していきたい
と思っております。最後にこの賞を故宮内勝先生に捧げます。」
 
(日本精神障害者リハビリテーション学会ニューズレター第33号より)

 

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 DH創設35周年

 

2009年1月にDHは創立35周年を迎え、2009年4月18日に記念式典を開催させていただきました。
私たちは日々、生活臨床に基づき、精神障害者の社会復帰支援のあり方を模索し続け、発展させて参りま
した。 その間、多くの先生方、地域の関係機関の方々に、ご支援やご指導をいただいて参りました。そして、
通い続けて くれているメンバーの皆さんにたくさんのことを教えていただきました。これからも、社会復帰を
目指すメンバーの 皆さんと共に、よりよい支援を提供し続けていけるよう努力していきたいと思います。
最後になりましたが、35年間 DHの礎となり支え去る5月に退職された。浅井久栄看護師に感謝いたします。
 

 

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